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 10. (方川警視の死) [警察の組織犯罪]

10.  (方川警視の死)

 

2002731日、稲葉の元上司である「方川東城夫警視(56)」が自殺した。稲葉の逮捕から21日後である。

単身赴任先の釧路方面本部から監察官室の取調べを受けるため29日には札幌市南区の自宅に帰宅していた。上司といっても方川と稲葉の間には直属の上司が2人いる。

正確には方川は銃器対策課の指導官で階級的距離がある。

 

方川の死に関しては監察官室取調べがポイントになっている。

方川を知る現役警察官の多くが「方川さんが死ななければいけないなら、方川さんより上の人何人か死ななければいけない」と語っている。

誰に訊いても方川は気弱で部下には優しい人だったと口を揃えて言う。

 

札幌市南区の藻南公園の公衆便所の中で監察官室が理想とするかたちで死んでいた。

道警本部から動員された警察官が第一発見者である。「自殺する、と簡単に想像がつくような取調べをしていたということだ」と弔問に訪れた別の警察官が語っている。

 

そして方川の元同僚からの情報が入ってきた。

「初日(30)の取調べの後、方川さんが道警本部のある課の前を通ったところ、そこの課長が方川さんをつかまえて『お前なんか死んでしまえ!』と罵声を浴びせた。誰もが方川さんより上の連中に責任があると知っていたから、どうしてそんなことを本人に敢えて言うのか理解できなかった。怒鳴ってたのは稲葉と関係が深い奴だった。」

初日の取調べ後に帰宅して家の中で自殺未遂をした。奥さんが発見して一命を取り留めたそうだ。

 

奥さんが心配して監察官室の室長に事情を電話で伝えた。それで監察が翌朝(31)迎えの車を方川さんの家に出すことになっていたのだがなぜか車がこなかった。それで方川さんはバスに乗って本部に向かい、その途中で降りあの藻南公園である。迎えの車を故意に出さなかったのか、連絡ミスなのかは不明である。」

未然に防げるはずの自殺を敢えて防がなかった。自殺することを知っていての不作為である。

 

稲葉の上司や道警幹部の中で方川一人に道警の闇を背負わせるために、組織の意思が明確に方川を死に導いたといえる。

監察官室が取り調べるべきは道警本部の歴代の銃器対策課長や暴力団対策課長であると著者は述べている。

 

当時の現役警察官は語っている。「マスコミは歴代の銃器対策課長を徹底的に取材して奴らに辞表を書かせなければいけない。銃対の指導官が全ての権限を持っているような誤解があるが、実際には大きな銃器摘発事件(石狩湾新港での泳がせ捜査?)の場合には本部長まで情報は上がっている。方川さんは辞表を書かなくて済んでいる奴らに殺されたんだ」

  

19972月に3人組の男により札幌市豊平区の暴力団組長の自宅から現金6000万円が入った金庫が強奪され、留守番の組員が拳銃で殴られた強盗致傷事件があった。

主犯格を稲葉が逮捕したのだが、この男の供述から「稲葉が事前にこの強盗計画を知っていた」というものだった。また「拳銃の押収に繋がらないので強盗の後に車の中に何者かにより拳銃が置かれていた」という供述もあった。

 

警察官が強盗計画を知っていながら未然に防ごうとせず、拳銃を実行犯の車の中に仕込み拳銃所持事件として逮捕し、強盗致傷を余罪として立件しようという魂胆である。

車に拳銃を仕込んだのは渡辺で稲葉は強盗の幇助をし、拳銃押収の成績を優先したといわれていた。

 
 

稲葉は近著「恥さらし」の中でこの事件の関与について強く否定している。犯人逮捕の際車で150メートルも引きずられ命の危険もあったと証言している。しかし「天地神明」に誓ってというフレーズは朝青龍などの八百長力士たちがよく使っていた言葉でもある。

 

嘘や誇張、デマや大げさなでっち上げがよくあることは私もわかっているし、一度レッテルを貼られてしまうとやることなす事あることない事全てをおしつけられ、一度の失敗や不正ですべてを不利な方向に決めつけられ、でっち上げられる。いくら真実を説明しようとしても理解されない、自分の力ではどうしようもないその理不尽な苦しさや、怒りも十分に私は理解できる

 
 

報道された当時は、事件の裏事情など知る由もないが、暴力団組長の自宅に強盗に押し入るという怖いもの知らずの奇妙な事件とは思っていた。稲葉事件は知らなくてもこの事件を知っている道民は多いだろう。

 

結局複数のタレ込みによって稲葉は監察官室の取調べを受けることになるのだが、いとも簡単にかわしてしまう。具体的な疑惑があり逮捕者の供述もあったというのに生き延びている。著者は稲葉が強大な影の力にによって守られていたと推察している。

拳銃押収実績の高い稲葉を庇う道警幹部が複数存在したということである。

この事件では当時稲葉を告発した暴力団組員が拘置所で謎のをとげているのだが、死因や詳しい経緯は明らかにされていない。「渡辺司の死」の5年前の事である。

 

監察官室の取調べは非常に厳しく「お前がぶら下がれば組織が守られる」ということを平然と言う。

誰かが自殺してくれれば、それで一件落着にできる。全ての責任を抱えて死んだというのが一番わかりやすい決着の仕方というわけだ。

ある道警OBによると監察官室が警察に存在する理由は、警官の不祥事や悪事を正すためではない。どうやったら世間が納得してくれるか、どうやったら事件の印象を小さいものにできるかという組織防衛のためにあるのである。

 

稲葉は組織防衛のため監察官室の取調べを免れ、方川警視は組織防衛のため監察官室の取調べでを誘導されたのである。


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11.(証人「渡辺 司の死」) [警察の組織犯罪]

11(証人「渡辺 司の死」)

 

2002829日午前630分頃に15分おきに巡回している拘置()所職員により「変死」しているのを発見され、札幌拘置所長による記者会見では、なぜか拘置所によって自殺と断定された。同時に、司法解剖も実施しないと発表されたのである。

  

喉の奥に靴下を押し込み、さらにもうひとつの靴下を歯ブラシの柄(織川氏の本では歯ブラシと割り箸)で首に巻き込んで、布団の中で仰向けになって意識を失っていた。

  

これが発見された時の渡辺の最後の姿である。自殺とすれば相当な力と覚悟が必要な死に方である。靴下を喉の奥に突っ込みほとんど窒息状態なのにさらに自分の手で自分の首を締めあげるという大変な死に方である。苦しさを我慢してどこまで締めあげが可能なのか。素人考えでは完遂前確実に気を失って失敗すると思うのだが、専門家はこの死に方をどう判断するのか。

 

曽我部氏は2人の法医学が専門の医師に取材している。一人には直接会って、二人目の教授には電話で取材している。

 

証人「渡辺司の死」について内容を原文のまま掲載する。

 

(一人目の医師の見解)

 私の疑問は簡単だった。人間が自分の手で自分の首を絞めて死ぬことができるのか ?ということだった。医師はたまたま法医学教室の空き時間だったと見えて、興奮気味の私の言葉を冷静にメモしながら、やや暫く考えていた。死ねるのか死ねないのか、という点については、死ねる、という答えでしょうね。実際に喉の奥異物を詰め込んで死ぬ自殺はあります。あるというのは一般的だという意味ではなくて、私が検死をした症例の中に一件だけありましたから。だから否定することはできません。本件の場合はハブラシの柄や割り箸など棒状のものを鎖骨下顎骨に引っ掛けるようにしながらうつ伏せになり、自分の体重重しにしたというのであれば、死ねます。 

私が言葉を失い、呆然として医師の眼を見ていると、彼は視線を逸らしてこう続けた。

でも、かなり大変な死に方だ。よほどの決意がないとこんな死に方はできない。可能か不可能かという質問に対しては可能。普通の人間ならば無理でしょうね。

喉に異物を押し込んで、さらに靴下を自分の力で巻きつける。五~六分で酸欠になり、脳死状態になります。その後、呼吸が止まり、心停止となる。個人差があるにせよそれまでの時間は十~三〇分。医学的には脳死の段階で死亡したということになるんですが・・・・渡辺の死体がうつ伏せではなく仰向けだったことを私は再度伝えた。

「それはかなりの確率で不可能でしょう」

医師は私が伝えた渡辺の死亡状況に間違いがあるのでは、と言うような懐疑的な顔で私をやや暫く見つめた。

  

(二人目の教授の見解)

 その後私は事務所に着いてから、ある大学病院に在籍する法医学の教授にも電話を入れた。彼は匿名を条件に、私の電話でのインタビューに応じてくれた。同じように私が知りうる限りの「渡辺の変死」についての状況を説明した。電話の向こうで長い沈黙が続いていた。そして法医学の教授は咳払いをしてから話しはじめた。 

このようなケースの場合、特定の方からのインタビューにお答えすることは不適切だと思いますが、以前に似たような死体検死したことが一度だけありますので、絶対に私の名前を出さないことをお約束いただくという前提で説明させていただきます。

あなたがおっしゃった『死に方』は可能です。ただし、条件たくさんあります。下顎骨鎖骨に確実に靴下を巻き上げている棒状のものを固定する締め方を、死のうとする本人ができるということ。そして、苦しさの余り体を移動させないことが可能である状態であることです。普通の人ならば脳死状態になる直前で大胸筋と胸鎖乳咄筋が大きく痙攣して、固定していた棒状のものが勢いよく戻ってしまいます

そのようなことが起きると知っている人であれば、そうならない環境を設定することができますが、妙な言い方になりますが、はじめてこのような方法で死のうとする場合は必ず一度は失敗します。拘置所の独房内ということでしたが、一五分毎巡回適切に行われていれば最初の失敗で必ず発見する事ができます。

 

私が同じケースの死体を検死したことがあると言いましたのは、同じような状態ではありますが、上から本人以外の人間が押さえつけていたから可能だったのです。

死後硬直後に解剖をすると、胸部または背中から圧迫が加えられていたかどうかを生態反応によって確認することができます

 渡辺の死体は司法解剖されないことになっていることを教授に伝えると、電話の向こうでまた沈黙が生まれた。そして教授はそれじゃ、わかりません」と言って、電話は切られてしまった。 

 

稲葉事件のキーマンである渡辺の変死。それは「警察の秘密を知っている者の死でもある。稲葉と組織の犯罪を告発しようとしていた渡辺が、自ら死ぬ理由は見あたらない。彼の目的は逮捕されることによって、刑事裁判という公の場で稲葉と組織を告発することではなかったのか。

ひとつの目的だった稲葉は渡辺の告発により逮捕されたのだから、あとは公判を待つだけではなかったのか。

 札幌拘置所によって自殺と断定され、テレビのニュースですでに「渡辺の死」の一報は流れていることだろう。渡辺の死を歓迎しているのは道警だけではないか。渡辺の死によって道警の闇は藪の中へと投げ込まれた。 

 

稲葉はマンションと拘置所と2度自殺を企てたがどちらも未遂で助かっている。渡辺は確実に一回で息のない状態で発見されている。

「恥さらし」のなかで稲葉は服役経験のある渡辺が、刑務所仲間から自殺の方法を聞いて知っていたのではと推測している。


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 12. (密室) [警察の組織犯罪]

12.  ( 密 室 )

「稲葉事件」では稲葉の公判前不自然な「証人の死」が様々な憶測をよんだ。重要証人なきあとの1114日の第一回公判から傍聴席との境目に、高さ18メートルの透明アクリルの防弾壁が設置され、過剰ともいえる警護の仕方である。誰が裁判所に銃刀をもちこめるのか。暗殺を匂わせて稲葉の証言がさも重大であるかのように印象付ける見え透いたパフォーマンスではないのか。

金属探知機や防弾壁、暴対の刑事などの演出によって醸し出される物々しい雰囲気は麻原のオウム裁判よりも異様な光景だった。

元々稲葉よりも事件を発覚させた「渡辺の証言」のほうが重要な意味があったはずである。

真相をはぐらかしたり、わかりにくくするために警察に限らず権力を握っている側は昔からこういうことを恥ずかしげもなく行うのである。

稲葉の証言も重要ではあるがせいぜい幹部の関与した「道警」の不祥事で決着させることができる。公判前の稲葉にはまだ幹部の関与を証言する雰囲気はなかった。警察が危惧するのは他の府県に同様なケースがある可能性や広域暴力団を媒介として覚醒剤が全国に流通している大きな原因のひとつが「警察」にあるという事実?が公にバレることではないのか。

                                                  

織川氏の本によると遺族の側での「司法解剖」の申し出に「ご自由にどうぞ」と拘置所側が自信たっぷりだったそうである。これはあくまでも織川氏の表現である。自殺と断定するには早計である。誰もが口封じを疑うような状況で、さらには極めて珍しい死に方である。当然のごとく「道警に消されたのではないか」と関係者の間では囁かれていた。

 

自信があるなら、何もないなら疑惑をもたれないために(拘置所側が自らすすんで)、「司法解剖」は最低限やらなければならない義務である。規則があろうがなかろうが常識的であたりまえの対応だろう、疑われるのはわかっているのだから。

司法解剖をすると体表体内に何かマズイ痕跡でもあるのか。

 

「独房内だから自殺以外はありえない」という管理者側のまるで子供だましのような理屈である。「独房内に外部から人は入れない。だから他殺はありえない。」という拘置所側の何らかの「協力」絶対にないことを前提で言っている。

疑えばきりがないし、一般的には拘置所の内部の協力を疑うことは無理のある推測かもしれない。しかし「渡辺の証言」によっては警察組織が未曾有のダメージを受ける状況である。

 

「警察組織は悪い事を取り締まる機関だから警察は悪い事をしない。警察組織を信用しなさい」。これと同じ理屈であると私は思っている。

 

全国の警察組織の国民の信頼をほとんど失いかねない緊急事態である。

突出した稲葉個人の事件」として決着させるのがベストなのだが、道警の組織的な関与がすでに疑われているので最悪でも「道警」までとしたいところである。

 

仮に一部のジャーナリストが騒ぎ、後に事件全体の暴露本が出版される事態になっても、警察組織の深刻な問題として裏金問題に国民の目を向けさせれば、追及もそこまでで警察組織として壊滅的なダメージをうけることは、ほとんどない。

 

問題は稲葉の犯罪の全てを知り、「ヤラセ捜査」、「おとり捜査」の事件の捏造に対して道警の幹部たちがどう関与してたかも知りすぎており、さらには他府県にも関与の影響が及ぶような事を公判で証言しようとしているS(道警の捜査協力者)「渡辺 司」の存在である。

 

警察側にしてみれば大麻や覚醒剤で前科のあるチンピラで、虫けらのような人間である。

渡辺はハルシオン(睡眠薬)の常習者で精神的に不安定だったといわれている。

北署に出頭する前から方川氏には「道警の秘密をばらす」と脅しの電話を何度も入れてたそうである。

 

小樽での稲葉たち犯罪集団を利用しての「おとり捜査」をした方川氏を含む道警の幹部たちが悪いのか、それをネタに脅した渡辺が悪いのか。どちらでもいいのだが、稲葉によると渡辺は悪党のようである。(世間一般からみれば事件に関わって逃げおおせた道警幹部達大悪党で稲葉は悪党でさしずめ渡辺は小悪党だろう。)

 

渡辺の悪事を、ワルぶりを強調すればするほど「死んで当然の人物」という印象をあたえているようにみえる。

警察内部的にも「消される事」に同情や「罪の意識?」を感じさせない口実になっているのではないか。

 

渡辺のような悪党によって幹部や本部長に責任が及ぶようなこと、道警や更には全国の警察組織が根底からぐらつくよう事をペラペラと公判で喋られてはたまったものではない。こうなるとさすがに隠しようがなくなり、問題が大きく展開していくのは明らかであり、道警の幹部も把握してない警察組織を揺るがす衝撃発言が飛び出すかもしれない。道警に忠誠を誓いひとりで事件を背負込んだ稲葉の口止めは簡単だが(3公判から幹部の関与を実名で証言し始めたが道警は無視。)、覚悟をきめて証言するため暴走している渡辺の口止めは不可能である。

 

稲葉は検察官による屈辱的な取調べ(女性警察官と何回セックスしたんだよ!などという罵声を浴びていた。)を受け入れ、組織的関与を隠蔽するための筋書きにも同調していた。

公判での罪状認否で「間違いありません」と稲葉が言った瞬間から道警と検察はすでに勝利したかのごとく》とある

 

しかし(3回公判の証言で稲葉を起訴した札幌地検真実を隠蔽し事件を稲葉個人のものに仕立てていたことが初めて公式に露顕したのである。)

 

911から始まる公判に出廷して証言しなければ、稲葉警部個人の犯罪を色濃くして幹部たちの関与や道警の関与の度合いを薄め、警察組織としての犯罪や隠蔽の事実をうやむやにできる。結局稲葉は公判で道警幹部の関与を告白したのだが、道警側が認めることなく全て無視されてしまう。

しかしこれは渡辺が変死してから何ヶ月も後の公判の話である。

 

(稲葉は服役後道警銃対課の違法なおとり捜査について獄中から幹部4偽証容疑で告発しているが、札幌地検4人を不起訴にしている。)

 

公判まで10日ぐらいしかない。渡辺の証言がなければ事件が拡大することはない。

「相手は生きるに値しない虫けらである。こんな虫けらかゴミのような悪党に警察組織を掻き回され潰されてたまるか。」そう考えても不思議ではない。

証人が消滅して「道警の秘密」が洩れなければ世間にどう思われようと「証人の死」に疑惑をもたれたってかまわない。日本人には忘れやすい特性がある。マスコミが追及しなければ数か月もすれば証人のことなど忘れさられてしまうだろう。

  

独房内というのは最も疑われにくい場所である。しかしながら同時に外部の目を気にすることなく、だれにも邪魔されずに最も実行しやすい場所でもある。拘置所側の司法解剖しない理由が「独房の中だから犯罪性がない」である。

これはたとえば、「外部からは独房内に一般の強盗が入ることがない」という程度の意味でしかない。

 

そもそも独房内で既に息のない渡辺を拘置所側でかってに自殺と断定していることが非常に不思議なことである。法医学の専門家は「警察権のある者と医師または第二の医師の立ち合いのもとに検死されて、自殺であるかどうかという断定がされる。」という。この通常の手順を拘置所が知らないはずがない。

 

隠蔽」工作が内部の協力のもとに組織ぐるみで閉鎖された空間で実行された場合発覚する事はまずない。


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13. ( 興味深い話 ) [警察の組織犯罪]

 13. ( 興味深い話 ) 

興味深い話が紹介されている。なぜか渡辺の担当弁護士ではなく、札幌在住の人権派弁護士のもとに事件の背後関係を相当詳しく知っている匿名の者から「渡辺司を助けてあげてください。彼は道警の不正を全て知っています。このままでは初公判まで命が持ちません。」という懇願の手紙が届いていた。曽我部氏に渡された手紙のコピーによるとこの匿名の人物は稲葉や渡辺の事件に関することだけでなく、検察と道警の内部事情に相当詳しい者であるという。

 

著者のこの手紙の内容に関する印象は『検察と道警が稲葉の公判で渡辺を証人として出廷させないための策略を練っているような予感がするとある。

後に著者にも同じ匿名で手紙が届くが「ある具体的な理由で殺されるかもしれない」ことを冷静に伝えようとしている。

結局著者の予感どうり渡辺が証人として出廷することは永久になくなったのである。

 

著者には差出人の見当がついたようだが確証はないとある。

おそらくT警官ではないか。渡辺の自爆テロにあたって側面からアドバイス、あるいは後押ししたのではないか。逮捕された際、いわば犯罪仲間の警察に話したところで握り潰されるのはわかってるし警察、検察の力が及ぶ留置場では安全ではないと考え、法務省管轄の拘置所なら安全と考えたのではないか。そのため実際に判事の前で勾留質問に答えるかたちで2時間にも及び稲葉と道警の組織的な犯罪や不正の爆弾証言をし、それにより稲葉は逮捕された。あとは拘置所で911日の稲葉の初公判を待つだけであった。

しかし現役のT警官は道警本部内の動きや情報で拘置所の独房も安全ではないことに気付きあわてたのではないか。

 

最も安全と思われた場所が実は最も危険な場所であることに気付いたのではないか。

渡辺の変死後、T警官は落ち込んで後悔しているようだったが、何を後悔していたのかは明らかにされていない。匿名の人物がTであるというのも私の憶測である。

 

元妻に宛てた9の手紙を読んでも元妻と自分のへの強い思いが感じられ、特に幼い娘は生きがいのような存在になっている。投函されなかった10通目の元妻への最後の手紙でも、自殺を感じさせるような文言は見当たらない。刑期の件で落ち込んではいても次回の手紙の便箋の枚数を気にしているくらいである。

 


タグ:警察不正

14. ( 変死? ) [警察の組織犯罪]

14. ( 変死? ) 

死の前日6通の手紙を彼の妻以外の関係者に宛ててを出しているのだが、遺書のようなものではなく迫りくる「恐怖」を語っている。

私は「実行する」側の「自殺に見せかける」タイミングとしてはこの手紙を出した直後が最適と考えているのだが、「自殺」もまた同様に根拠があると考えられる。

 

いずれにしても著者はこう書いている。

渡辺が書いた手紙を読めば、彼が発端を作った稲葉警部による事件の全貌の裏に、より大きく厄介な組織が関与していたことに容易に気づく。事件は私が取材しながら想像していた規模よりもはるかに大きなスケールだった。稲葉と犯罪集団が道警幹部たちから庇護されていた背景には道警だけではなく、他府県の警察本部や警察までが関わっていた可能性を拭い切れない。

  

道警本部が単独で稲葉の不正を容認していただけにとどまらず、全国的に稲葉や稲葉と同じような役割を担っていた者たちが複数いたのではないか、また彼らは国家的に仕組まれた不正を遂行するために、拳銃や覚醒剤の密輸入をしていたのではないのか、という恐ろしい想像が湧く。 

道警だけでなく警察が隠蔽したかったのが何かが稲葉事件の本当の問題の核心の様な気がする。稲葉事件で表面化した稲葉や道警の幹部たちが直接、間接に主導し関与した捏造事件、ヤラセ事件は知られているだけでも少なくとも5件はあるのだが、ほとんどの一件一件の事件が全国紙に載るような内容の濃い悪質な事件ばかりである。このことだけでも警察の重大な組織犯罪なのだが、当時バレずに表面化していない事件もあるはずで、どこのマスコミも嗅ぎつけていない悪事をわざわざ明らかにするバカはいない。

「学校のいじめ」さえバレなければ学校側と市教委で相談して隠蔽してしまう。公的機関での保身のための隠蔽は特に珍しいことではない。

 

北海道警察に限定の稲葉事件がまだ序の口の可能性すらあると私は思っている。

稲葉と警察庁で思い起こされるのが「50事件」であるが、700丁以上の行方のわからない拳銃は結局どうなったのだろうか。

 

道警の場合は稲葉が目立ちすぎ、そのうえにSである渡辺のいわば内部告発という有り得ない事態により発覚しただけで、組織的な不正がもし行われるとしたら全国の他府県ではもっと冷静に絶対にばれないよう注意深く静かに行っていたはずである。

稲葉事件の悪質さに比べればまだましな裏金問題であっても全国の警察で行っていたように、警察組織の運営の仕組みは同じなので規模や内容はちがっても何処の警察でも不正の温床は道警と同じのはずである。

内部的な隠蔽処理が遅れさらに偶然が重なって「稲葉事件」が発覚したにすぎず、道警ほど酷くないにしても、似たケースは他県でもあったはずである。

 

そうだとすればマスコミを巻き込んでの「稲葉個人」と「道警」までで事件を収束させようとした当時の一連の状況が納得でき説明も可能である。

なぜあの時期に「不正経理問題」が道警で最初に発覚したのか。なぜメディアやジャーナリストたちが「稲葉事件」を徹底的に追及しなかったのか。当時テレビ朝日でも稲葉事件をとりあげてはいるが徹底的な追及はしていないはずである。

 

著者のいう恐ろしい「想像」がぼんやりと輪郭があらわれた時点でメディアは恐ろしすぎて追及をやめるかもしれない。そんな現実を国民は知りたくもないだろうし、知る必要もない。

いわば社会のことで、別に真相を追究しなくとも社会の生活にはほとんど影響のないことである。私も確証があるわけではないが。

 

「稲葉事件」の最も重要な証人の死について

曽我部氏は渡辺が「逮捕の更なる脅し恐怖」で死に至った可能性を推測している。『非物理的に他殺された』あるいは渡辺が自分の意思に反して死を選択しなければならなかった、という意味において、それは自殺ではなく「変死」なのだ。と表現している。

 

私は直接的な他殺を疑っているのだが、しかし少なくとも死に至らせられたことは事実である。公安警察を含む警察組織全体の危機であり、国民の信頼を根底から覆す状況である。ある意味国家の危機でもある。国家の安定を損なう者は排除する必要がある。当時の「渡辺司」などは警察権力側にしてみればまぎれもなく危険人物」であったろう。表面化してしまったので合法的に解決できればベストであるがそうでない緊急の場合もあるかもしれない。

 

直接的に手をかけることなく死に至らせる究極の完全犯罪は「自ら死を選ばせること」なのであるが、国家権力の象徴ともいえる秘密警察が属する警察機関が組織として前代未聞のダメージをうける、工作を画策する猶予のない緊急事態の場合はどうするのだろうか。

政治にさえ巧妙に介入するこの工作機関が手をこまねいてだまって静観しているとはとても思えない。

公安警察は『国家を陰で牛耳っていると表現していた本があったが確かに的確な表現である。そしてこの点については正しいと思う。

 
 

最近では中国大使館1等書記官のスパイ疑惑について、ある週刊誌は「典型的な公安当局によるリーク報道」としたうえでこう書いている。

「不自然なのはスパイ活動の核心が判然としないまま、書記官と接触していた政権中枢政治家の名前が次々と漏れ、報道されていることだ」。公安により野田政権に対し揺さぶりが行われているようだ。

 

又、別の見方をしている青木氏は、「公安部から中国へ「何をやっているのかわかっているぞ」という警告のメッセージを送ると同時に、めったに注目されない公安の存在意義を示そうとした公安部の論理が働いている」と推測している。

                       「週刊誌を読む」20126

 

政権を揺さぶってる」とか「存在意義を示そうとしている」とかこの簡単な記事からも公安警察がどういう機関なのかが明らかである。公安警察とは工作機関でもあるのだ。

 

公安の場合の「リーク報道」とは情報操作の一種なのだと思うのだが

「政治への介入」、「公安部の論理」どちらも 正しい推察である。

公安の活動には裏の意図があると考えたほうが正しい。情報を巧妙に操るので裏を読み取るのは簡単ではないが。

特に政治的なことに関しては表向き警察機関の一組織にすぎない公安が裏でこんなことまででき、やっているのかと思う人がほとんどだろう。しかし私から見れば、この二つも「公安情報の漏洩事件」すらもみな表舞台の話である。

 

私の“想像”ではあるが本当の「ヤバイ話」の詳細が国民に広く知られる事態になれば「公安を解体しろ」とか「警察を一から再編成しろ」ということになるので、裏での巧妙で悪質な違法行為、犯罪行為、人権蹂躙活動などの実態が表面化して世の中に知られることはないのである。

 

現状の体制(情報非開示秘密警察)が公安にとってはもっとも都合よく何でもできる」ので現在の組織体制をぶち壊すような、尻尾を掴まれるような証拠を残したり(ビラ撒き事件のようなパフォーマンスもある。)、あるいは自分達の組織の消滅につながりかねない警察改革は絶対に行われないはずである。

ほとんどの公安ジャーナリストたちも公安の代弁者広報担当者になっているので、本気で公安批判をしたり公安警察のどこが問題なのか本気で検証し指摘することもない。

ましてや「公安警察の解散」などとんでもない話なのである。

 

公安の批判を本や映画で展開しているらしい一部の人たちも、本物の弾圧があった時代以降の公安と共産党の関係のようにもしかしたら公安のガス抜きの役割を担い、実は公安の組織存続に手を貸し協力しているのかもしれない。

そうでなければ公安警察や公安調査庁の改革解散がとっくに着手されているはずである。

もっともその前に公安の捜査活動?の実態の全面情報公開が先であるが。

 

ジャーナリストや評論家に限らずメディアやマスコミ、大企業はすべて、ほとんどの中小企業も皆「公安警察や公安調査庁の味方」なので現状でもこの先もまた公安による組織的なストーカー問題が解決に向けて進展することはなく、これとは別に公安の悪事も開示されることもほぼ不可能だろう。

 
 道警の稲葉事件のケースでは二人の人間が「死に至る」ように仕向けられ、渡辺の変死については不審な点が多い。

「殺人の究極の完全犯罪の方法は対象者を巧妙に自殺に追い込むことである。」

渡辺の死がこれにあてはまるのかどうか、あるいは単純に大胆に他殺」なのか?想像の域を出ない。

 

捜査協力者である渡辺のいわば内部告発により始まった史上最悪の警察犯罪であり公の場での「証言」を最も恐れていたのは「道警」であり「警察庁」であり「公安部」にも大きな影響があったはずである。

稲葉が捏造事件やヤラセ捜査の道警の組織的な関与を語り出したのは翌年213日の第3回公判からで、実に渡辺の変死後6カ月も後のことである。

渡辺が拘置所の独房で恐怖の日々を過ごしていた時に、道警や警察庁も又911(死後11月に延期された)の第一回公判まで戦々恐々の日々を過ごすはずであった。

 

渡辺の存在により、警察組織全体に間違いなく前代未聞の悪影響を及ぼす証言になることだけはたしかであった。

当時のこのような逼迫した状況のなかで、警察組織に自爆テロを企てた渡辺司という「悪党」でもあるこの危険人物を公安部はどのように見ていたのだろうか。  


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15. ( 羊の群れ ) [警察の組織犯罪]

15. ( 羊の群れ )

この国の人々は食品偽装や放射能漏れ問題のように目に見えない表面化しないとわからないことに対しては、予想したり想像したりしない。そのため、常日頃から物事ので何が行われているかに鈍感で「疑う」ことをほとんどしない。

福島原発で3基が既にメルトダウンの状態で大量の放射能漏れがおきていても、テレビに出まくっていた専門家達の歯切れの悪い解説の嘘を見抜けず、疑うことさえしない。政府と東電と原子力専門家とメディアがグルになって情報操作をしているのに国民は怒らず、パニックを防ぐためだったという何ヶ月も経ってからの言い訳にも怒る人は少ない。

 

あれだけのことがあったのに、偶然あの程度で済んだのに、仮に一時的でも経済活動を理由にまだ原発を続けるというのだから目が点である。人智の限界を無視した「バベルの塔」にまだ懲りない傲慢な人間に対して今度はどこで何が起こるのか。

 

これを阻止できない我々自身に責任があり、結果的に思い上がった日本人へのやはり「天罰」であったのだ。想定外などとたわけたことを言う人間と黙認してきた我々に対する「警告」でもある。

健康寿命がわずか70の思い上がった人間が「数万年」単位の危険物質をコントロールしようというのだから、何世代も後のことかもしれないが「核」に限らずこの先さらにとてつもない「想定外」が必ず起こるはずである。

 

日本人にどの程度の豊かさが必要なのかわからないが「放射能汚染の恐怖」なしに以前よりは非常に不便ではあっても、十分すぎるほど幸福に生活できるはずである。「大津波」だって実はそうなのだが原発事故に関しても思い上がった傲慢な人間への「天罰」以外言葉が見つからない。東北の人たちが天罰を受けたという意味ではなく、「人間」が天罰を受けたのだと私は思う。 

この国の人々は権力や権威にたいしては疑うことなく受け入れ、丸めこまれているのを感じていても黙ってしまい、「ものいうことなく」受け容れてしまう。

未曾有の大津波で壊滅的な被害を受けても「人々は秩序をまもり冷静に行動した」として海外のメディアから「日本人の美徳」を賞賛されて皆さん満足げである。

一方で福島原発事故当時の損傷の程度や、放射能漏れの実態についての日本政府の対応をめぐって欧州のあるメディアは「この国は嘘を言う国だ。」と断じ報じている。

 

日常的に協力者たちのを体験してきた私にとっては偽善のような美徳など「くそくらえ!」である。私のまわりで行われている組織的なストーカーは「偶然を装った嘘そのもの」であるからだ。

 

外国のように略奪や意味のない暴動を起こすのは論外である。しかし私が思うに大多数の日本人は怒りをあらわにして権力に立ち向かうことはしない。怒って言うべきときに「ものいわず」に、従順な羊の群れたちは結局飼い主に言われたとうりの道を歩いて「屠殺場」へと向かうのである。


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16. ( 真相 ) [警察の組織犯罪]

16. ( 真相    ) 

恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」帯には覚醒剤130キロ、大麻2トン、拳銃100丁とある。

 

9年の刑期を終えた稲葉氏が2011106日初版の本を出版したのだが広い意味での警察を守るために活動している「裏金問題の大御所」が関わっているこの本に関しては、何か意図があるのではと考えてしまう。

私は稲葉事件を追及するために書いているわけではなく私が稲葉事件を取り上げた理由は(最後に)書いたとうりである。

この本についても取り上げるつもりはなかったのだが気になる点があったのでとりあげてみた。

 

事件の当事者の本人が書いた本だからすべての真実が書いてあるとは限らない。稲葉氏に限らず人間は弱い生き物で素っ裸になることはなかなか難しい。だれでもそうなのだが、心の中の恥部まですべてさらけ出すことはできないしその必要もないはずである。

表沙汰になっていない誰も知らないマスコミも気づいていない過去の不正や犯罪をあえて語るバカはいないはずだ。暴露してもも差し障りのない範囲のことしか語れないということである。

 

1997年当時の薬物対策課に勤務経験のある警察官はすでに稲葉の覚醒剤使用を疑っている。

覚醒剤捜査のプロだから「体にシャブが入っている奴はすぐわかる」という。

1999年稲葉の腕には、注射500円玉ぐらいの大きさで紫色になっていたという別の警察官の証言もあった。

  
 

本当に都合の悪い部分はさらりと流しあるいは触れず、道警の幹部たちに利用されたことをまわりでも強調しているが同情を買ってきれいごとでまとめあげているように見える。「本人による稲葉事件の最終的な辻褄合わせの言訳本というのが私の印象である。」

正直いって、「暴力団対策の最前線にいた刑事の話」としてはおもしろかった。

もし稲葉事件がなかったならば単純におもしろく読んだかもしれない。

 

付き合いのあった「暴力団組長や組員」に気を使って「暴力団」ではなく皆「ヤクザ」となっていたのが印象的であった。本の内容も「告白」というより「言い訳」のように私には感じられたのだが。

歴史に残る迷惑をかけた警察組織を将来的に守るために最後の御奉公をしているかもしれない。

「よりよく明るく」なろうとしている警察組織にこれ以上迷惑をかけるはずもなく、道警の幹部達による犯罪のほとんど知られている事、あるいは新事実であっても警察庁が既に把握している想定内の話しか書けないはずである。

 
 

原田氏が元上司としてかつての部下稲葉氏のそばに寄り添ってアドバイスをしているようなのだが。

元銃器対策課OBの話原田さんが稲葉事件をきっかけとして裏金のこと暴露したことになってるけど、仲人したくらいで稲葉のやってたことを知ってるわけがない。部長と警部補が事件のことで顔をあわせて話すことなんてないんだから。せいぜい課長くらいがサッと報告してる程度だ 

ではいったい原田氏が裏金を暴露した本当の目的は何だったのだろう。あるいは何か別の役割があったのだろうか。

  

『銃対課にいた頃、一番多いときでアジトの保管庫に拳銃は100ほどありましたが、このときは銃対課を離れて大部分を処分していたので、PSMだけになっていました。』

                                 「恥さらし」

 

現役警官からの逆タレこみを曽我部氏が裏取りをしている。稲葉氏が他人名義で借りていたマンションの張込みをして1週間目の夜に6の高級外車が集まり、総勢12の暴力団風の男たちがマンションに出入りしている。

1時間後に出てきたときにはそれぞれ両手に2袋ずつ、全部で24袋をそれぞれのトランクに4袋ずつ積み込んでいる。

警察官の情報は正しかった。このマンションに何かを集積しておいて、今日6台の車に分散して積み出したのだ。稲葉が逮捕された710日から23日までの間に、中央区の藻岩山山麓の稲葉の自宅となっていたマンションから移動した「」がこのマンションに集積されている、という情報は正しかった。

万が一に備えて4台のメルセデスと2台のワゴン車のナンバーは全て偽造である。それほど危険な」を運び出したということである。

 

後日この話を裏付けるように元銃器対策課のOBによる「小樽より積丹方面。海に向かう国道沿いにある民家の裏山。民家と裏山の間に細い川」のキーワードをもとに、偶然にも稲葉名義で登記されていた所有地で重金属探知機を使い埋められている場所を特定できたのだが、先を越されて掘り返されている。

著者はすでに現地に向かう際にNシステムやパトカーにより道警の監視下にあったと書いている。見つけられては「こまる物」を捜す途中で、尾行のパトカーにスピード違反で捕まっている。

8km超過でスピード違反で捕まるのも珍しい事なのではないか、私は聞いたことがないのだが。北海道の幹線道路では「車の流れ」があるなかで、この程度で捕まえていたらほとんどすべての車が違反になり捕まえなければならない。

警察の牽制なのだろうが、「よけいなことはするな」という警告であろう。

 

私は曽我部氏の考えをすべて全面的に支持をしているわけではないが、アジトの拳銃の件に関しては稲葉氏の告白よりも信用できるのではないか。というより「白の真実」に書かれていることが事実であると考えている。だとすれば当時100丁以上の拳銃が暴力団の手に渡ってしまったのではないのか。

もし大量の拳銃が暴力団に渡ってしまったならばそのことだけでも重大な事なのだが道警側は稲葉のアジトにあっては「こまる物」を、稲葉事件がさらに拡大することになる証拠を家宅捜索の前暴力団を介して消し去ってしまったのである。

  
 

警察庁登録五〇号事件」

通称「五〇号事件」とは1996年から98年の2年間に及ぶ拳銃摘発のための警庁を中心にして千葉県警、警庁、北海道警による合同の広域捜査のことである。

96年千葉県の暴力団組織が800のブラジル製拳銃ロッシーを南アメリカからのルートで国内に密輸入した事実を警庁が察知したことに端を発している。

拳銃の出どころを調べ大量の銃の保管場所を突き止めるのがこの時の捜査の目的である。

警察組織の自作自演も全くないとは言い切れないのでこの話の発端自体がどこまで事実かも怪しいのだが。

道警からは稲葉氏と元暴力団幹部でSである石上の二人が暴力団と取引する囮として参加している。

 
  

不正を告発する側と不正に手を染めている側とがそれぞれの立場で主張が食い違うのだが

まっとうな考えの警察官と暴力団に近すぎる警察官とが「犬猿の仲」だったとか「確執があった」とかはそうかもかもしれないが、やはり告発する側の警察官にそれ相当の根拠と理由がありだいたいが実際に告発した情報どうりの事件であったのだ。

稲葉氏側はSがらみの事件のすべてに自分が関わっているとされているのは、事実と違うと言っているのだが、本当のところは不明である。

どちらかの側に感情移入して同情的になれば真実を見誤ってしまうかもしれない。

いまだにこういう食い違いが出ている事自体この事件の闇のすべてが解明されていない証拠でもある。

 

曽我部氏は「稲葉氏」を道警幹部たちに利用された組織の論理の犠牲者の面を強調している。

元銃器対策課のあるOBは違う立場である。あんたは稲葉が組織の犠牲者のように書いていたけど、俺は違うと思う。自ら進んでやったことなんだから、しかも、シャブ売ってまでチャカ出そうとして、結局、暴力団と同じ感覚になってしまった。そんな警察官はいっぱいいるよ。暴力団に内通しているのとか、親密な付き合いをしているのとかな。暴力団と付き合いがいい警察官には真っ当な事件なんか任せられないんだ。でも、稲葉には任せてしまった。任せた上司に責任があることは明白なんだけど、そいつらに責任が及ぶことも組織の恥として押さえ込んでしまう。

警察組織では表沙汰になったことだけを問題として扱ってるんだよ。表沙汰にならないことはいっぱいあるんだ。

私も稲葉氏を庇いすぎのような気がしていたのでやはりこういう考え方もあるのだなと思ってしまった。

  

服役前に大御所原田氏も稲葉氏を激励している。服役して罪を償うのだから出所したら堂々と胸を張って生きろと。道警が幹部たちの犯罪をいまだに認めず自浄作用のない組織であり、関わった幹部たちがのうのうと定年を全うしたり、現役でご活躍しているのに比べれば稲葉氏のほうがまだましである。稲葉氏を利用して出世していった幹部たちは大悪党である。しかし警察権力の威光を盾に結果的に多くの嘘で世間を騙し続けた稲葉氏も当時は悪人であったことにかわりはない。

国家権力により胸が張り裂ける無念の思いで死んでいった者、これから死んでいく者もたくさんいるはずだ。稲葉氏だけが特別に辛酸をなめているわけではない。

 

稲葉氏個人は9年間の服役により罪を償ったので、この先とやかく言われる筋合いはないだろう。小さくなって下を向いて生きる必要もないし堂々と生きたらいいだろう。胸を張ってはどうなのかわからないが。

これからは警察権力側の「反面教師」として元道警幹部たちを糾弾しながら「警察改革」を提唱した活動をするかもしれないが、不祥事続きの刑事警察組織の単なる「ガス抜き装置」として利用され腐った巨悪な組織犯罪をますます見えずらくしなければいいが。

 

事件発覚当初の状況と道警側の思惑により「稲葉事件」と個人の名前がついてしまったが主導的役割を果たしていたのは道警の幹部たちで組織犯罪の内容からみても「北海道警察本部事件」となるべきなのかもしれない。

本人やまわりの思惑とは違い、この事件は警察機関による史上最悪の組織犯罪として後世まで語り継がれるはずである。

  

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17. ( 闇に葬る ) [警察の組織犯罪]

17. ( 闇に葬る )

 曽我部氏は結局「稲葉事件」をどうとらえていたのだろうか。ひとことで表現するのは難しいのだが、「凄まじい腐臭のする警察の組織犯罪」が最も的確な表現なのかもしれない。 後に表面化したことや当事者たちの証言、告白だけではすべてが解明されたとは言い難く複雑かつ異様不気味な闇が背後に広がっている。

既に書いた事と重複するのだが稲葉事件が結局は何だったのか考えるうえで重要なことなので再確認すると。

 

著者はいくつかの犯罪の密接な結び付きを指摘している。ひとつは警察権力による犯罪、ひとつは暴力団による犯罪、さらに外国犯罪組織による犯罪、そして、おまけ的事件としてあったのが稲葉警部個人による犯罪だ。

また「稲葉個人の事件」と見てしまうと、背後にある巨大な犯罪構造隠蔽行為を見失ってしまうとも述べている。

 稲葉事件が象徴していたのは、拳銃を挙げるために全国の警察組織がより重大な犯罪に対し目こぼしをしていたという恐るべき不作為だった。拳銃の押収実績をあげるためならば覚醒剤取引を見逃し、あるいはその違法捜査に協力した者たちに盗難車などの密輸出を特権的に与えていた。

最後に警察組織そのものが事件の全体像を解明されることを恐れ隠蔽へと向かった事が最大の問題であり、権力犯罪の構図あまりにも巨大であると結んでいる。

 

「警察という巨大な権力組織」がその目に見えない権力を背景にして何をどこまでできるのか。「死に至らせられた」方川氏や「変死」した渡辺氏のように一般の市民が想像すらできない決して表に出ることがない「警察組織の醜悪な裏の顔」があることを「稲葉事件」がわかりやすく示して見せてくれたのである。

 稲葉と犯罪者集団が道警幹部たちから庇護されていた背景には道警だけではなく、他府県の警察本部や警察までが関わっていた可能性を拭い切れない。道警本部が単独で稲葉の不正を容認していただけにとどまらず、全国的に稲葉や稲葉と同じような役割を担っていた者たちが複数いたのではないか、また彼らは国家的に仕組まれた不正を遂行するために、拳銃や覚醒剤の密輸入をしていたのではないのか、という恐ろしい想像が湧く。

 

著者のこの指摘は非常に興味深い。 

「著者が本の中で指摘している警察組織にとっての致命的な巨悪」を矮小化あるいは隠蔽するために、当時の警察機関が「裏金問題」を発覚させ、メディアを巻き込んで国民の注目を逸らしたのならば私のなかでは辻褄が合い理解のできることである。 著者は稲葉事件当時は「想像」と控えめに表現しているが、2007年「白の真実」では日本を世界一の覚醒剤消費国にしているのは警察組織!とまで断言している。象徴的に述べている「国家的に仕組まれた不正」とはこのことと関係があるのかも知れない。

五〇号事件は稲葉氏の本の中でも潜入捜査についての詳細が語られているが、広域捜査のきっかけである800ものブラジル製拳銃ロッシーがまとめて一度に国内に密輸入されたこと自体にわかには信じがたい話である。何かがあるのではと考えてしまう。

最終的に警庁が捜査を警庁に委ねたのだが、当時のS石上(元暴力団幹部)の話ではロッシーの保管に警視庁が運用していたSが絡んでいたという。そのためになぜか道警と千葉県警は合同捜査からはずされ警視庁が単独で捜査する事になる。この時の石上は道警からも稲葉氏からも信頼されていたので「警運用S絡みの話」は信憑性が高い。そのことと関係があるのか800丁のうち700丁以上の拳銃ほとんどの行方は現在に至るまで「うやむや」のままである。

この構図、後の「道警と稲葉とS」の組織犯罪と同じ構図ではないのか。 道警でSを運用する遥か以前から公安部の本店である警視庁が捜査協力者を運用していたことが推察できるのだが、稲葉と同じような役割を担った警庁の警察官がSを介して大量の拳銃を保管し管理していたのではないか。ワキの甘い道警と違い公安部の砦でもある警庁だから絶対に表面化しないのではないか。とても警察とは思えない「なんでもあり」の「稲葉事件」で明らかになった警察と暴力団の談合関係を考えれば、単に表面化してないだけの「ヤバイ事」がほかにもあるのではないか。

北海道警察本部事件」がたまたま海面に現れた氷山の一角にすらすぎない可能性を考えてしまう。 

そして私が思うに実はもっと深刻な問題なのだが、「稲葉事件」では権力を監視するはずのメディアが意図的に正常に機能させず、権力機関に都合のいいように世論を誘導していた事実が見え隠れするのである。この事件を命懸けで追っていた著者がその事実に気付き、たまたま書き記しているが警察権力が組織として致命傷を負いかねない場合、マスコミが報じていることは情報が操作されていたりフィルターがかけられていたり、まったく隠蔽されている可能性すらあるということである。

 

ジャーナリストやマスコミが企業としてのメディアに配慮したり、都合の悪い「事実」や「可能性」を検証しなかったり、何らかの報復」や「不利益」を恐れて徹底追及せずに見てみないふりをし、へ理屈言ってタブーに挑まないのなら日本のジャーナリズムは瀕死の状態である。

何のためにジャーナリストや評論家は存在するのか。テレビで出演料を稼ぎ、名前と顔を売って著作本の売り上げを伸ばし講演料を稼ぐためではないと信じたいが。

 
 

『「枝葉末梢の不祥事」に熱弁をふるっているいかにも良識人のふりをしたジャーナリスト、評論家は疑ってかかれ。』  今年の私の座右の銘?である。

 

 

 


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18. (最後に) [警察の組織犯罪]

18. (最後に) 

稲葉氏は「恥さらし」の中で渡辺司の死について言及している。「道警の暗部を握っていたため、組織に殺された」と言う人もいるようですが、拘置所や警察の人間が被疑者を殺すことはさすがに考えられません私もそう思う。「拘置所職員や警察官が直接手を下すわけがない。それこそ考えられない話である。」やるとしたら別の筋からもっと巧妙にやるだろう。しかしこれ以上の話は前に書いたとおりの可能性の問題であり単なる憶測想像でしかない。

しかし私の頭の中では「真昼間からシャブ中でブッ飛んだ目をし、婦人警官と銃対課の女性刑事を愛人にした道警の現役警部が北2条西7丁目にそびえ立つ巨大な北海道警察本部に堂々と出入りしている」光景よりも、「密室で抵抗できない状態の渡辺司が下請けのヤクザ者に口の中に靴下を詰め込まれ二人がかりで首を締めあげられている」光景のほうが私には十分に考えられることである。

 

渡辺司の仮名の名前が「」になっていたのには苦笑したが、アドバイザー?もいろいろ考えるものである。

私が「あえて」稲葉事件を取りあげ拙文ながら要点部分を皆さんに紹介しているのは、皮肉にもまさに稲葉氏本人がいうところの『国家権力を担う警察の人間が、さすがに考えられない』ことを組織的に行った最もわかりやすいケースだからである。

 

公安が国家権力を最大限利用し犯罪や悪質な人権蹂躙も行う秘密機関であるという指摘を信じる人はほとんどいない。

公安警察の広報担当ジャーナリスト達も「公安警察の教科書」は書くのだが、たとえば週刊誌のように批判的、否定的な立場で切り込むことは絶対にないのである。

公安に関しては世の中のしくみとしてとしてこうなっている(アンタッチャブル)のか ? ほとんどの情報が開示されず裏で何をやっているかわからない秘密機関なのにすべてが適切正しい事をやっているようである。そしてそのことを真剣に指摘するジャーナリストもまた皆無である。

 

公安警察が被害者に「・・・・な危険人物」のレッテルを貼り、協力させるのに都合のいいもっともらしい理由をつけて「協力者」に「偶然を装った」ストーカー行為をさせているなどとは誰も信じないだろう。

もちろん、公安警察が私に対してのようなことだけをやっているわけではない。しかし、協力者に組織的なストーカー行為をさせているのも厳然とした事実である。

私自身も「まさか公安がの思いで協力者達の晒し者になりながら今まで生きてきたのである。

 

「警察組織」を信じて疑わない人々は、「警察が正義を実現する執行機関」という漠然とした先入観を持ち、警察を頭から信じ込んでいる。

直接に私の告発と関連があるわけでもないが、「稲葉事件」をヒントにして公安警察の強大な公的権力を利用した、組織としての犯罪性や私達の知り得ないの顔」をもっと知るべきであり、固定観念を排除してその可能性を今一度考えてみるべきである。

悪魔には悪魔がいないと思わせる知恵がある』  「北海道警察の冷たい夏」より 


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偶然を演じる協力者たち [組織的ストーカーとは]

           

                 協力者たちの紹介(順不同) 

人間のクズ組織に協力し私にしつこく「偶然」をやっている想像力の欠如したバカを紹介します。

見かけたら尋ねてみてください。「指示されて偶然をやっているか」と。

嘘も平気でつくバカどもなので無駄だとおもうが。

頭の悪い末端の協力者なので「指示」の元締めの正体を知らない可能性もあります。

公安警察かもしれないし、公安調査局が単独でやっているかもしれないし、あるいは公安警察と札幌の道公安調査局がコラボして最高の「国家権力行使」を行っているかもしれない。

ゲスな末端協力者の紹介で私も心苦しいのだが、組織的なストーカーのれっきとした協力者である。

もし札幌で見かけた際には全国に配信されていることも伝えておいてくれ !

         

                      ( 作成途中 )

       WANTED  

 028.JPG


   014.JPG 変態でDV男(ホントです)


015.JPG    
039.JPG 

    

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 DSCN1558の修正.jpg 

      

( 町内限定張り紙です)

組織的ストーカー

告発ブログ

公安が指導して町内会ぐるみで行っています。連絡をうけた協力者が

偶然のフリをして私の前に現れ指示された演技をします。

指示されて人権侵害、プライバシーの侵害を延々と30年以上にわたって行ってています。
メディアの皆さんぜひ調べてみてください。

いやがらせの規模、その意味と真相を知って腰を抜かさないように。

http://oyajinokareishu.blog.so-net.ne.jp/

http://nigaicoffee.cocolog-nifty.com/oyajinokareishu/

人間のクズ組織公安に協力し私にしつこくストーカーのように「偶然」をやっている想像力の欠如したバカ協力者たちのごく一部を紹介します。

公安による「危険人物」というとんでもない嘘を信じている愚か者。

この連中はやっていてもやっていないと言う「大ウソつき」です。

039.JPG 014.JPG   028.JPG       etc

肖像権の侵害だと! ではお前たちのやってきたこと、やっていることは何だ!!


                                                 
                                                          
                                           (工事中)

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公安部情報の流出から見えてくる事 1 [公安情報の流出]

国際テロの捜査資料がネットに流出し、更に112に国内過激派に関するDVD1

所在不明が発覚だそうである。流出文書114の多くはPDF形式で大半は1921に作成されたものである。次のような項目で早い人は1028には手に入れたようだ。

  • 国内外の協力者の氏名電話番号住所経歴
  •  国内外の内通者の氏名電話番号住所経歴
  •  容疑者の氏名電話番号住所経歴
  •  国内のモスクに出入りする人の情報
  •  担当捜査官の氏名
  •  ・FBIが行ったテロについての研修内容の報告文書
  •  ・大規模国際テロ事件発生の際の初動捜査の手順
  •  捜査の使用システム、活用方法
  •  潜入捜査の方法(実例付)
  •  データべースからの個人特定方法
  •  捜査研修会の報告書
  •  特定の会議の警備体制の組織系統、利用システムの内容
  •  洞爺湖サミットのテロ情勢分析
  •  国際テロ組織との関連が疑われる人物の情報
  •  在日大使館の口座解析
                                                            etc

 流出文書の内容を読むとどうやら公安部の外事3課は真面目に働いているようである。と言いたいところだが何かがあるのではと考えるのは、公安警察に関しては一般的な常識だろう。

自作自演は工作活動の基本中の基本である。しかも警視庁の公安部である。

秘密主義の公安警察」が組織が大きなダメージを受けるほどの情報を盗まれるはずはないし、なぜかDVDの件では報道陣に進んで取材に応じて不祥事をを公表している。 正義とは無縁の公安が自ら進んで情報公開するのは、さしたる影響のない大した事のない情報であるである。そして別の意図があるかも知れないと考えるのが自然である。

 

報道で流される一方的な情報をそのまま受け取ると判断を誤るのだが、物事を疑ってかかる私がまず考えたのは、ネット流出事案に関して、本当に公安部がダメージを受けたのか、あの漏洩情報で誰がいちばん得したかである。

 

「協力者の命が危険にさらされる」ので公安情報は公開ができない。その事を補強するようにイスラム教徒の協力者が「身に危険が及ぶ」と大袈裟にインタビューに答えていたが、

「捜査上の秘密」で「人の命に関わる事」なので全てを公開できないという絶好の口実を国民、報道機関に示した形になり、公安にとってはこれ以上ない理想の結果である。

更には「公安警察はこんなに仕事をしているぞ」と嘘かほんとか知らないが、「仕事ぶり」の資料を示して、強烈なアピールをしたようである。

 

現在、国内の危険な過激派といえば、打ち上げ花火のようなロケット砲攻撃の革労協とネット上で「テロ」をやってる創価しか思い浮かばないが。DVD紛失は「ネット流出事件のおまけ付」の公安の「広報活動」だろう。

ネット流出もDVDの件も外事3課の不祥事だそうである。海保の尖閣ビデオ流出と時季が重なり、後発の公安がどさくさに紛れて、何か意図的な画策をしたのではないか。

「機密情報の漏洩」はほとんどが内部の関係者だそうである。公安のほうも外事3課周辺の関与が囁かれている。

 

2001年の同時多発テロを教訓に翌年警視庁公安部外事課に創られた3課だが、国際テロ犯罪に対応するために、イスラム過激派組織に通じる外国人についての 情報収集や、資金ルートの監視などを担当するそうだ。当初は70人体制で、元々1課内には国際テロ捜査班あり40人ほどであたっていたそうである。

発足8年目の外事3課がらみで2の不祥事が起きたということだ。3年前の個人情報紛失も3課に出向した巡査長だそうである。

 

機密情報の漏洩という、一見重大なマイナスが、一時的には「お粗末」と国内外から非難を受けるだろうが、実は「組織存続」にとっては願ってもない有利な展開になったようである。「肉を切らしてして骨を断つ」という言葉があるが、公安警察のしたたかな工作活動の真骨頂を発揮した可能性もある。

 

私の独断と偏見の結論は、国内で起こる筈もないイスラム過激派テロを山車にして、公安部の中でも一番仕事をしているらしい外事3課の仕事ぶりを漏洩することにより、「公安情報の非公開」を確定的な事にするため、「公安が仕事をしている」事を示すため、この二つの事を公安部が組織を挙げて国内向けにアピールしたのではないか。経緯はともかく結果だけ見れば公安部の大勝利だろう。

闇に包まれた秘密組織であり、情報も公開しないことになっている組織なのでああいう形でしか公安に都合のいいように「情報公開」できないのである。まるで中国やロシア並のずる賢さである。

                   

                               ( つづく)

  


公安部情報の流出から見えてくる事 2 [公安情報の流出]

集団ストーカー関係では、公安創価被害者と称してなぜか創価の工作員が山ほどいて簡単に出会えるのだが。本物の被害者や公安の正真正銘の工作員にめぐり会えるのは至難の業である。

 

私が公安の工作員と、かってに認定し、「公安宣伝部長」とかってに名付けている人物がいるのだが、公安警察に3いたそうである。公安3年の経験で「警察がまっとうな道を」歩むよう、「警察改革」を提言し、熱く語っている熱血漢でもある。弁もたつし、文章力もなかなかのもので、本も出している。

「警察組織の在り方に」矛盾と疑問を感じ、改革のために立ち上がったそうである。公安生活3年で。  私は人を見かけや肩書で判断しない主義だが、・・・・・。

泣ける話で私も目頭が熱くなったが、3年で退職して「この道」を歩む事にしたのは、師と仰ぐ「裏金問題の大御所」の原田氏の後押しがあったからだそうだ。「BINGO !」私の直感が当たった瞬間である。

 

「市民の目フォーラム」にも参加しているこの人物のサイトに今回の漏洩事件の一部といってもかなりの量の資料の詳細と彼の見解が載っている。公安に批判的な立場で記事を書いてるはずの当人が「公安の仕事ぶり」をサイト上で紹介し公安を擁護しているようにしか見えない。結論が私の考えている事実と違うのであえて取り上げる。

 

しかし、東西冷戦も終わり、こうした革新勢力はいずれも凋落の一途をたどっている。かつての公安警察の最大の敵であった共産党も今や昔の面影はない。過激派の一部が転じたとされるオウム真理教も事実上消滅した。わずかに残った公安警察のターゲットが国際テロ組織である。つまり、国際テロ組織が公安警察の最大のお客さんになったのだ。

更に「いまや、公安警察の主力は、かつての花の公安から外事にシフトしたのだ。」こう結論づけている。

 

また、彼の2,3年前に登場した頃の記事にこうある。

オウムの松本サリン事件、坂本弁護士一家殺害事件が起き、上九一色村や熊本県でおかしなことが起きていても目もくれず、共産党をやっていたはずです

この人物、戦争でしか使われないサリンVXガスをオウムが使用して、95年に大惨事を引き起こした際、公安警察は何をやっていたかというと「共産党をやっていた」というのだ。公安がオウムの惨事を防げなかった言い訳を「共産党の監視活動」のせいにしているのである。公安警察が「凶悪事件を絶対に防ぐという立場で活動していない」のは彼の言うとおりである。しかし、共産党をやっているといっても、調査研究といったお役所仕事のようなものだろう。共産党などやってないに等しい。

 

元々共産党などに、たいしたことはやっていなかった。「危険人物」にされて『組織的な被害者』のように「公安警察」に弾圧をうけている人物など一人もいないはず。

40党員100万赤旗読者のことである。共産党に再三訊いても具体的に明確な回答はなかった。当然である、弾圧されてる「危険人物」などいないのだから

 

そもそも民主的選挙で成り立つ公党を弾圧などあり得ず、予算獲得のためのほとんど形式的な「監視下」を両者が「阿吽の呼吸」で演じているのである。

 

連続企業爆破事件から道庁爆破、地下鉄サリンなど凶悪事件を公安警察が防いだ事など、ほとんど一度もない。事件が起こってから、大量の死傷者が出てから、活動しているのです。もともと公安警察というヤクザは、死に物狂いで「本当に危険な」破壊活動を防止するという立場ではないのです。せいぜい「打ち上げ花火」を阻止して、仕事をしたつもりでいるのです。

 

オウムは消滅などしていない。公安調査庁に「おいしい仕事」を残すためにしっかりと存続している。本来なら、あの事件の後すぐに消滅するはずなのに、屁理屈をいってなぜか潰さないのである。東京上空でサリン70トンを散布しようと計画してた団体を潰さない国は日本ぐらいだろう。

  

公安警察がターゲットにしている国際テロ組織とはイスラム原理主義者を指すのだろうが、

日本在住のイスラム圏の人々が母国にいるより住みやすい、時には数十倍も収入がある日本での生活を全てパーにはしたくないのは本人達が一番自覚しているだろう。テロの兆候や原理主義者が入り込めばすぐに通報するだろうし、日本と比較的友好的で親近感を持ってる中東諸国のイスラム過激派がわざわざ日本国内で本気でテロを実行するとはとても思えない。

イスラム過激派の自爆テロは元々第二次大戦末期の日本の「特攻攻撃」を手本にしていると言われている。岡本公三等を英雄としている国や勢力から一目置かれていて、皮肉にもある意味守られているかも知れない。日本が米国と同盟国ではあっても一線を画しているはずであることは冷静な専門家ならよくわかっているはずだが。

 日本でイスラム・テロなんてほとんどリアリティがない話」と切り捨ててる専門家もいる。テロに備えて、一定の警戒をするのは当然である。しかし「公安警察の主力が外事に移った」などという大嘘はいけない。だいたい何が「花の公安」だ。このおたんこなすが! 

国内では相変わらず公安警察「税金食い潰し部隊」が危険でもない人を「危険人物」に仕立て上げ、公的機関、団体を含むあらゆる組織に協力させ、協力者を使って大人社会の究極のいじめである「組織的ストーカー」に血道をあげているのである

 

最後に、今回の公安部の国際テロの捜査資料のネット流出事件について軍事の専門家の見解の要点の一部を掲載します。

 「今回の警視庁公安部外事3課の流出資料をざっと見た印象では、とりたてて政治的な意味があるというよりは、暴露そのもののよる「外事警察組織へのダメージ」が狙いのように感じられます。 流出資料にAPEC警備にマイナスになる内容のものはありません

 警察官の個人情報も流すなど、ちょっと常軌を逸した行動から考えると、そうとう職場に恨みを抱いた内部の不満分子(もしくは元・不満分子)の可能性が高いような気がします。

今回の資料流出について、メディアも「手の内がバレた!」とか「APECに影響!」とか、「FBIのネタ流出したのは信用失墜だ!」とか書いてますが、それも大げさですね。手の内がバレたのは事実ですが、それほどバレて困るような内容でもないです。日本の信用失墜というほどでもないでしょう。

ネットでの情報漏洩は欧米ではそれこそもっと段違いに深刻なので、この程度ではそんなに気にすることでもないと思います。 アメリカなどでは、アフガン戦の機密資料が9万点以上、イラク戦のがなんと40万点ウィキリークスに流出し、大問題になっています。ネット時代の情報漏洩はもはや阻止できない状況になっています。

 某国大使館の給与振込み状況を監視していたというのは、その程度のことは世界中のインテリジェンス機関がやっている常識ですが、公式に表面化すると外交上はマズいかもしれません。諸外国からすると、「通信傍受すれば簡単なのに、日本の警察はそんなことしかやってない!」ほうが新鮮な驚きかもしれませんが。 

警視庁外事3課の流出資料114点中、もっとも多かったのは監視対象者の個人ファイルですが、そのほとんどは、2人の男と接点があった人たちです。その2人の男こそが、外事3課がおそらく最重要キーパーソンと見ていた人物なのでしょう

ひとりは、群馬県で中古車販売業を営むアルジェリア人で、かつて日本に潜伏していたことが2004年に発覚して大きなニュースになったアルカイダ系フランス人テロリストのリオネル・デュモンと接点があった人物です。日本人の妻がいて日本の永住権を持っています。・・・。

もう1人の人物は、こちらはデュモンと同じく、本物のイスラム過激派といって差し支えない人物です。前述のアルジェリア人中古車販売業者とも、非常に親しく付き合っていた人物です。
 彼はゾヘール・シューラ、偽名をアブドル・バールというアルジェリア人で、ボスニア内戦中に現地のアラブ人イスラム義勇兵部隊にいたことがわかっています。デュモンともボスニア時代からの戦友ですが・・・・・・。 

外3はなぜかヒズボラに固執しています。ヒズボラが日本でテロなんてまず考えられませんが、もしかしたら、イラン大使館員の情報が欲しいモサドあたりが吹き込んでいるのかもしれません。
 ある流出資料によると、日本でヒズボラ情報がとれる情報源がいくつかあるそうですが、それはないと思います。日本で、ヒズボラの「テロに関する情報」に繋がるルートは1本もありません

 ヒズボラは巨大政治組織ですから、それは日本在留レバノン人でも縁者くらいはいるでしょうが、テロ部門はまったく別物です。完全にイラン革命防衛隊の特殊部隊「クドス部隊」の特殊作戦班と連携している、というか別働隊のような存在です。テロ対策の観点からヒズボラの情報源を日本で捜すなんて、いないものを捜すわけですから、不可能な話です。」
                                  

                                                                            引用おわり

                             a80f290fb804ceff481c448f4846a2d6.zip


闇の中 [雑記]


 

  http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4178/itami02.htm


    http://forum21.jp/back.html












【第27部】

宮本邸電話盗聴事件宮本邸電話盗聴は創価学会攻撃の急先鋒である日本共産党対策の一環として行われた。
始めは日本共産党本部を盗聴する予定であったが日本共産党の本部は警戒が強く盗聴不可能と判断し、
急遽、宮本邸へ変更された。

池田大作の承認のもと、当時ナンバー2であった北條浩副会長の決済で、
公明党の陣中見舞金(政治献金である)をごまかして造った裏資金(一千万円余り)の提供を受け、山崎正友が学生部幹部数名ほど(中心者は広野照夫と竹岡誠治だった。
二人とも現在は創価学会大幹部である。竹岡誠治はNTTドコモ事件をも起こしたことで有名である。

竹岡誠治が宮本邸の前の電柱に上り、盗聴器を仕掛け、また新しい盗聴器に交換することも彼が行い、盗聴器を取り外すことも彼が行った。彼はそのため創価学会に於いては非常に重用された)を動員して行った。昭和45年5月から約3ヶ月間にわたって行われたこの作戦では2,3の重要な会話の盗聴に成功したものの第二の盗聴器の不調によって発覚し、共産党は東京地検に告訴した。共産党は公安の仕業と考えていた。山崎正友の内部告発がなかったら事件は迷宮入りしていた。

盗聴のアジトは学生アパートであった。新しい盗聴器に交換することを行わなかったなら、この電話盗聴は相手に気付かれることなく完全犯罪となっていた。新しい盗聴器の動作不良で相手に気付かれたのである。
盗聴器を作成したのは学生部班長で松本篤であった。始めの盗聴器が良好に作動していたのに雑音を異常に気にし、新しい盗聴器に交換するというミスを犯す素人の盗聴軍団であった。
山崎正友が雑音を異常に気にし、それを広野照夫も異常に気にし始め、盗聴器作りができる松本篤に盗聴器をもうひとつ造らせ、竹岡誠治を再び電柱に上らせて取り替え作業を行うという誤った判断をしてしまった。

この刑事告訴は犯人不明のまま迷宮入りとなったが55年8月、山崎正友弁護士の内部告発手記を契機に共産党は北條浩氏らを相手取り損害賠償請求を起こし事件は最高裁まで持ち込まれた。
結果は、共産党側の完全勝利に終わり昭和60年4月、東京地検裁判所は北條浩の遺族へ百万円の損害賠償、山崎正友、広野照夫、竹岡誠治には各百万円の支払いを命じた。
創価学会側の被告は最高裁判所に上告したが途中で上告を取り下げ損害賠償を一方的に支払った。内部告発手記を発表した山崎正友は宮本氏側から損害金の支払いを免除された。

以後、創価学会(池田大作)はこの盗聴事件に味を占め、盗聴・電話盗聴・監視・尾行を頻用するようになる。また、スパイの送り込みなどあらゆることを行うようになった。こうした活動は次第にエスカレートし、創価学会に批判的なジャーナリストや文化人、政治家などの身辺調査(スキャンダルや人間関係)を行い、いざというときに備えるようになった。

http://ccc998.hp.infoseek.co.jp/
創価学会内部改革派憂創同盟


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